妊娠・育児の備忘録

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妊娠・育児にまつわる自分メモ

ベビーカー反対派だった私が育児を始めてベビーカーを使うようになった理由

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今ではベビーカーを愛用している私ですが、実は子供が生まれる前まではベビーカー反対派でした。

子供が生まれてからも、数ヶ月間は抱っこ紐だけで過ごしていました。


そんな私がベビーカー反対派になった理由と、ベビーカーを使うようになった経緯について解説します。

ベビーカー反対派になった理由

まずは、ベビーカー反対派になった理由から

人混みで2回怪我をした

ベビーカー反対派になった一番の理由は、人混みでのベビーカーが原因で2度怪我をしたからです。
1度は初詣で、2度目はディズニーランドのパレード直後の出来事でした。

 

初詣では、歩いていた時に後ろからベビーカーに衝突されました。
くるぶしあたりにタイヤ周辺の何かがぶつかり負傷。

まさにこのイラストのような感じです。

こんなに悪意のある感じではありませんでしたが。

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ディズニーランドのパレード直後の方は、目の前をベビーカーが横切ろうとしたので立ち止まったところ、別の人をよけようとしたベビーカーに足をひかれてしまいました。

満員電車にベビーカーに遭遇

高校時代にはラッシュの電車に乗って通学していましたが、その電車の中でベビーカーに遭遇したこともあります。
足を置く場所さえ奪い合いになるほどの殺人的なラッシュ。
そんな中、私の目の前にはベビーカー。

 

ベビーカーって背が低いので、私の後ろにいる人からは、私の目の前にぽっかり空間があるようにしか見えないんですよね。
すると「そんなに空いてるなら詰めろや」とばかりにぎゅうぎゅう押し込まれる。
さらに、電車が揺れれば何十人分もの体重がかかってきます。

 

幌がかかっていてはっきりしたことはわかりませんでしたが、普通に考えたらあの中に赤ちゃんがいたはず。
自分が転べば赤ちゃんを押しつぶすことになる。
逃げようにも身動きは取れない。
あんな緊張感は、あの時以外に経験したことはありません。

「ベビーカーは畳んで乗車してください」というアナウンスを聞き続けて育った

私が子供のころは、公共交通機関に乗るときにはベビーカーをたたむのがマナーでした。
バスや電車に乗れば「ベビーカーは畳んで乗車してください」というのが恒例のアナウンスとして流れていました。

 

それを聞き続けて育ったために、無意識の中に「ベビーカーは畳んで乗るもの」という固定観念が出来上がっていたのです。
そして、「畳んで乗らなければいけないなら面倒だからベビーカーはいらない」という考え方に繋がっていきました。

ベビーカーはなくても大丈夫だと思っていた

ベビーカー反対派だった理由としては、ベビーカーはなくても大丈夫だと思っていたということもあります。
ベビーカーは確かに楽そうだけど、抱っこすればそれで済む話。
抱っこの方が身軽だし安全。
そう思っていたのにも理由があります。

重い荷物を毎日持ち歩いていた

私は大学時代、コンピュータ系の学部にいました。
そのため、毎日ノートパソコンをかばんに入れて持ち歩いていたのです。
当時のノートパソコンは、まだ非常に重かったことに加えて、私は荷物の整理が壊滅的に下手くそです。
荷物の重さは、10kgくらいはあったのではないかと思います。

 

確かにそれを持ち歩くのは大変なことではありましたが、やってできないことではありません。
赤ちゃんは最初はバッグより軽いのだから、赤ちゃんを抱っこして歩くくらい余裕だろうと思っていたのです。

キャリーバッグを使うのが苦手

旅行の際にはキャリーバッグを使うのが便利ですが、私はあれを使いこなせません。
途中で傾いてしまったり、段差にひっかかってしまったり。
楽なはずのキャリーバッグが全然楽ではないのです。

 

こんな私がベビーカーを使ったら、赤ちゃんを危険にさらすのではないかというのもベビーカー購入に消極的になった理由でした。

ベビーカーを使い始めたきっかけ

しばらくは抱っこ紐を使っていた私でしたが、ベビーカーを使い始めたきっかけはたったひとつのことでした。

買い物がしんどくなった

抱っこ紐を使っていると、だんだんと買い物が辛くなってきました。
我が家は徒歩で買い物に行くため、子供が重くなってくるにつれて、買い物した荷物と両方抱えて歩くのは厳しくなってきたのです。

 

そこで考えたのが、スーパーで使っているような買い物カートを個人で購入することはできないのかということでした。
買い物したものをカートで運ぶことができれば楽になるのではないかと思ったので。

 

それを旦那に相談したときに出た一言が「ベビーカー買えばいいじゃん」でした。
ベビーカーを使うという選択肢がなかった私はまさに目からうろこ。
今考えれば、しごく当然な選択肢なんですけどねw
こうして、私のベビーカーライフが始まりました。
今では、ベビーカーを手放せずにいます。

 

ちなみに、このとき買ったのが以下のベビーカー。
買い物かごがそのまま積めるタイプです。

ninshin-ikuzi.hatenablog.com

実際に育児を始めて感じたこと

実際に育児を始めて、ベビーカーを使ってみて、感じたことをまとめておきます。

赤ちゃんと荷物は全く違う

まずは、赤ちゃんと荷物は重さは一緒でも全く違うものだという点です。
荷物は多少手荒に扱っても問題ありません。
ちょっと疲れたと感じた時には、床に置いてしまっても問題ありませんが、赤ちゃんの場合にはそうはいきませんよね。

 

さらに、抱っこ紐をしている時には前かがみになることができません。
抱っこ紐をしたままお母さんが前かがみになることで赤ちゃんが落下してしまう事故というのが発生しています。
抱っこしていると赤ちゃんで視界が遮られて足元も見えません。
これがかなり動きづらさを増します。

 

子供がいなくて想像しづらいという人は、リュックの中に5kgくらいの荷物を入れて、かばんのフタを閉めないままおなか側に背負ってみてください。
家の中だけでも良いのでそれで動いてみると、なんとなくイメージがわかるのではないかと思います。

腰痛が辛い

さらに、赤ちゃんと生活していて困ったのが腰痛です。
元々重い荷物をずっと持ち歩いていたのだから余裕!と思っていたのですが、よく考えると荷物を運んでいる時間ってすごく少ないんですよね。
1日トータルで3時間あるかないかくらい。
授業を受けているときや家の中にいるときに荷物を運ぶことはほぼありません。

 

それに対して、赤ちゃんをだっこする時間は非常に長い。
うちの息子はかなり良く寝るタイプですが、それでもトータルで4~5時間程度は抱っこしているのではないでしょうか。

 

これだけ長い時間抱っこをしているとさすがに腰痛にやられます。
腰痛だからといってだっこをやめることはできないので、治らないまま腰痛が慢性化してしまうのです。

産後の体力低下が著しい

さらに出産前の私が知らなかったのは、産後の体力低下は想像以上に激しいということ。
元気だけが取柄の私でしたが、産後はまったく起き上がれないくらいに疲れてしまっていた日が何日もありました。
さらに、夜中の授乳のために何度も起こされるため、睡眠不足も重なってフラフラです。

 

我が家はミルク育児でしたが、母乳で育てているお母さんはもっと体力を削られているのではないかと思います。
私の場合は、ミルク育児のおかげで起き上がれないときには旦那や母に授乳を任せることもできましたし、母乳を作るための体力消耗もありませんでしたからね。

ベビーカーは安定している

キャリーバッグを使うのが下手な私ですが、ベビーカーはきちんと扱えます。
ベビーカーってすごく安定しているんですね。
赤ちゃんを乗せるものですから当然と言えば当然なのかもしれませんが、これはかなり安心しました。

赤ちゃんとのお出かけは荷物が多くなる

赤ちゃんとお出かけすると荷物が多くなるというのも育児を始めるまで知らなかったことです。
特に我が家のようにミルク育児の場合には哺乳瓶に粉ミルク、ミルクを溶かすためのお湯を入れた水筒など、どうしても荷物が多くなってしまいます。
赤ちゃんに加えてこれらの荷物も抱えなければならないので、重いのはもちろん身動きも取りにくくなります。


ベビーカーを使うときに気をつけていること

ベビーカーを使うときに、個人的に気を付けていることを紹介しておきます。
ベビーカーを使うときにはこうすべきと言っているわけではありません。
あくまでも、自分個人で気を付けていることです。
気を付けておくと、自分自身も楽だから気を付けていると言えるかもしれません。

人混みでは使わない

個人的に人混みで怪我をした経験から、ベビーカーを人混みで使うのは避けています。
タイヤが付いたものの操縦に自信がないという理由もあります。
前の人とある程度の距離を確保できないような混雑の場合には、抱っこ紐を使うことにしています。

電車ではなるべく車椅子スペースを使う

電車に乗るときには、なるべく車椅子用のスペースを利用します。
最近ではありがたいことに車椅子スペースにベビーカーのマークもついているので気兼ねなく使えます。
もちろん車椅子の方が来たときには場所を譲りますが、車椅子1台+ベビーカー1台くらいならスペースに入れることもあります。

まとめ

ベビーカーは、育児中には必須のアイテムだというのは、育児を始めてからわかったことでした。
だからこそ、ベビーカーが邪魔だと感じてしまう人の気持ちも、ベビーカーが必要だと感じる人の気持ちもわかるつもりではいます。
お互い敵対心を持たずに分かり合うために、この体験を生かしていければいいなと感じています。

 

ともかく反対派の方には、私のようにベビーカー反対派だった人間でも、いざ育児が始まれば使わざるを得ないものなのだということが少しでも伝わればいいなと思います。

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