妊娠・育児の備忘録

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妊娠・育児にまつわる自分メモ

粉ミルクのCMは放送しちゃいけないって知ってた!?その理由を解説します

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粉ミルクのテレビCMを見たことある人っていますか?
おそらくいないはずです。
実は、粉ミルクはテレビCMを禁じられている商品なのだとか。

キューブミルクなどはとってもいい商品なのに、CMをしていないがためにその存在自体を知らない人が多いのはもったいないですよね。
実際、私も自分が育児を始めてミルクの持ち運びに悩むまでその存在を知ることはありませんでした。

それでは粉ミルクのCMはなぜ放送してはいけないのか、その理由について調べてみました。

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国際基準で決まっている

実は、粉ミルクのCMをしていないのは日本だけではありません。
WHOコードという国際基準があり、その基準で決まっているために粉ミルクのCMを放送しないという国は多いのです。

日本はWHOコードを採用していませんが、CMの規制によって粉ミルクのCMは放送されないそうです。

きっかけは何だった?

この基準が決められたきっかけは、東南アジアの国で起きた「ネスレ・ショック」(※1/30 11:22追記 正しくは「ネスレ・ボイコット」です。ブコメでご指摘いただきました。ありがとうございます。)と呼ばれる事件だったそうです。
1960年代、東南アジアを中心に出産祝いとしてメーカーが粉ミルクのセットを贈るというプロモーションが積極的に行われたのだとか。

粉ミルクメーカーの想定は以下のようなものだったのでしょう。

粉ミルク使ってもらう

粉ミルクの良さを知る

粉ミルクを育児に取り入れてもらう

しかし、実際に起こった出来事は以下のようなものだったのだとか。

もらった粉ミルクを積極的に使う

母乳出なくなる

粉ミルクが買えない
or
不衛生な水で粉ミルクを作る

こんな理由で、健康を害したり亡くなってしまったりする赤ちゃんが多数いたのだそうです。
これをきっかけに「母乳代用品はすべて一般に宣伝してはならない」という規制が作られたのだとか。

母乳育児を阻害する

もうひとつの理由として、母乳育児を阻害するというものがあります。
基本的には、赤ちゃんは母乳で育てるのが理想的だとされています。(この考え方が母乳で育てられないお母さんを追い詰めている場合もあるのですが。)

しかし、最近のミルクはとっても品質が良くなっていますよね。
「こんな素敵な成分が配合されています!」「このミルクにはこんなメリットがあります!」とどんどんCMを流されたらどうなるでしょうか。

十分母乳育児が出来る量が出るお母さんでも、ミルク育児に切り替えてしまうことがあるのではないでしょうか。
粉ミルクの良さだけを聞かされることで母乳育児をやめてしまう人が増えないようにという考え方があるのではないかと感じました。

まったく宣伝していないわけではない

ところで、粉ミルクはテレビCMは放送されていないものの、まったく宣伝されていないわけではありません。
実は、粉ミルクのメーカーの多くは産院に自分たちが作っている商品を配布して使ってもらっているのだとか。

しかしこれは、あくまでも「産院で使ってください」と配っているだけなので「一般に宣伝する」という行為にはあたりません。
けれども、産院の粉ミルクは授乳室に置いてあったり、調乳指導の際に使われたりして、出産後のお母さんの目につきやすいですよね。

するとお母さんが家に帰って粉ミルクを選ぶときに「産院で使っていた商品だからこれにしよう」と考える人も多いはずです。
また、粉ミルクの味が変わると飲まないという赤ちゃんもいますから、産院ではミルクを飲んでいたのに別のメーカーの商品を使ってみたら飲まなかったという場合には、その後も続けて産院で使っていたミルクを飲ませることが多いのではないでしょうか。

そのため、産院に粉ミルクを配ることが宣伝になるのです。

余談ですが、「病産院に選ばれてNo.1」とうたっている紫色のパンパースも同様に産院にオムツを配布しているのではないかと考えられます。

ちなみに、この宣伝方法を一切行っていないのが和光堂です。
和光堂で販売している「はいはい」や「ぐんぐん」といったミルクは、他の商品よりも値段が安いことが多いですよね。
広告宣伝費をかけていないからこそ安く提供することができますし、安く提供しているから買われやすいというビジネスプランが成り立っているのではないでしょうか。

産院で入院中に栄養士さんに聞いた話によれば、日本国内で販売されている粉ミルクは栄養的にはほとんど違いがないとのこと。
赤ちゃんが味にこだわりがないのならば、安い商品を使うのがお得だと言えるかもしれませんね。

まとめ

完ミ育児をしている身としては、粉ミルクは情報が少なくて選びにくいと思っていたのですがこんなからくりがあったのです。
粉ミルクの情報を得るためには、積極的に自分で情報を取りに行く必要があるということですね。

粉ミルクのメーカーが産院に粉ミルクを配布しているということは、逆に言えば産院がその商品をおすすめだと考えているわけではないということも言えます。
粉ミルクを選ぶ時には、そのあたりを割り引いて考える必要がありそうですね。

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