うんちオムツの交換が苦手なパパが多い理由とその対策
育児系の情報を見ていると頻繁に見かけるのが「うんちの時にパパがおむつ交換をしてくれない」という愚痴。
もはや定番と言っていいくらいではないでしょうか。
その理由と対策について考えてみました。
パパはオムツ替えを教わっていない
おむつの交換って、すごく簡単なことですよね。
けれど、その簡単なことだって最初は教わらなきゃできないんです。
私も、最初に赤ちゃんを連れて病院の授乳室に行ったときに、助産師さんに「まずオムツ替えて、それが終わったら授乳指導するので声かけてね」って言われて戸惑いました。
なんてったって初めてなんですもの。
おむつ外して、拭いて、新しいのをつければいいっていうくらいのおおざっぱなことはわかりますけど、それ以外は全くわからない。
その時はどうやら経産婦さんと間違えられていたようで、助産師さんがその戸惑いを感じ取って「あれ?初産でしたっけ?」と言われてきちんと教えていただきました。
つまり、病院でも初産ならおむつ交換は教えて当然とされているわけです。
実家に里帰りをしたときには、私の両親にもおむつ交換を教えました。
こちらはおむつ交換のやり方というよりは紙おむつの使い方の説明がメインとなりましたが。
私が育ったころは布おむつがメインの時代でしたが、おでかけの時などは紙おむつを利用したこともあったようです。
そんな経験者の両親ですら、ある程度説明を受けなければいきなりおむつ交換はできなかったんです。
パパだって、教えてもらわなければおむつ交換が出来ないのは当たり前ですよね。
ママは入院中に「できて当然」になってしまう
ママだって最初は教えてもらったはずなのに、なぜそれをパパに教えるということを忘れてしまうんでしょうか。
それは、入院している間に「できて当然」のことになってしまうからなのではないかと思います。
入院している間には、頻繁におむつ交換をします。
しかも、寝不足や慣れない授乳でふらふらです。
そうなると、おむつ交換なんてもはや作業になっていて、最初は教えてもらわなければできなかったということすら忘れてしまうのかもしれません。
さらに、そのあと里帰りをしていたりすればなおさらでしょう。
ママの方は育児に対するスキルがどんどん上がっていくのに、離れているパパは生まれる前とほとんど変わらないスキルのまま。
そこでママの方に「あぁ、初めてだからできないよね」ってことに思い至る余裕があるといいんですけど、出産直後はそんなことを考えられる余裕もないことが多い。
出産前に友人と遊んだときに、その友人の子のオムツ替えに遭遇したことがあります。
「やってみる?」と言われて「やり方もわからないし怖いからやめとく」と答えたのですが、友人の反応は「怖い?わからない?何が?」といった感じ。
その時は私に子供がいなかったにも関わらず、そんな反応なんです。
それくらい、ママにとってのオムツ替えは「誰にでもできて当たり前のこと」という意識になっているのだと思います。
「おむつ交換なんてできて当然」と思っているからこそ、それすらしてくれない旦那にイライラすることになるんじゃないでしょうか。
まずは教えるところから始めよう
できないことは旦那の方から「できないから教えて」って言ってくれるといいんですけど、現実は「できないからやって」になることが多い。
さらに、余裕がない場合には教えるよりも自分でやった方が早いから結局自分でやってしまうんですよね。
でも、それではいつまでたっても旦那さんはおむつ交換ができるようにならないままです。
まずは「うんちしてるよー」と声がかかったら、旦那さんにも「替え方教えるから覚えてね」と声をかけてみてください。
それから、ひとつひとつの手順を解説しながらおむつ交換をして見せます。
次にうんちをしたときには、旦那さんに交換を実践してもらいましょう。
そのときには、隣についていてくださいね。
あまり細かいことは言わずに、明らかに間違っているときだけやんわりと指摘します。
これだけやっておけば、その後は「うんちしてるよー」と言われても「じゃあ替えておいて」と言うことができます。
まとめ
これは、おむつ替え以外のことにも当てはまることなのではないかと思います。
「旦那が~してくれない」と思ったら、「旦那に~を教えたことはあっただろうか」と考えてみてください。
もちろんこれは考えられる要因のひとつであって、おむつ交換をしてくれない理由がほかにある場合もあります。
けれど、汚いからとか臭いからとか、そんな理由でオムツ替えを拒否している人はそんなに多くないのではないでしょうか。あくまでも想像でしかありませんが。
まずは「できない理由」をつぶしておくことで、作業を分担しやすくなるはずです。