離乳食を食べない我が子に対する母の心得
6ヶ月ごろから離乳食に挑戦している息子。
しかし、これが全く食べないのです。
それは、8ヶ月になった今でも変わりません。
そんな息子に対しての母の心得をご紹介します。
無理に食べさせることはしない
息子が離乳食を食べないからと言って、無理に食べさせることはしません。
今はまだミルクだけで十分に栄養がとれていますから、食べないからといってあまり心配することはないのではないでしょうか。
それよりも、食べさせることに必死になって食事の時間を苦痛な物にしてしまう方が問題です。
しかし、私も最初からそんな風に達観できていたわけではありません。
そんな風に思えるようになったのは、離乳食を食べなかったけれど元気に育っているという人の話を複数聞いたからです。
まずひとつめがこちらの記事です。
こちらのお子さんは9ヶ月でようやく離乳食を食べ始め、そこから一気に離乳食が進んだのだとか。
それを読んで思い出したのが、一緒に離乳食教室を受けたお母さん。
その方はお母さん自身が1歳まで離乳食を食べなかったので、自分の子が離乳食を食べるかどうか心配という話をされていました。
しかし、1歳まで離乳食を食べなかったというそのお母さんも、その後とくに何の問題もなく育ったということでした。
そうした例を見ると、離乳食ってあまり無理に食べさせなくても良いのかなと感じています。
そもそも、日本に離乳食の文化が取り入れられたのは戦後GHQが推奨したことによるものだとか。
それ以前の子は、自然に食べるようになるまでのんびり待っていたようです。
人間が生きるうえで、必ずしも必要なものでもないのかもしれませんね。
アレルギーについてはちょっとだけ気になる
離乳食を食べないことで少しだけ気になっているのはアレルギーに関する問題です。
イギリスの医学誌「ランセット」に掲載された論文によれば、生後6ヶ月から毎日少量のゆで卵を食べさせる実験をしたところ、卵を食べていたグループは食べていないグループに比べて卵アレルギーの発症率が8割も下がったのだとか。
私自身が食物アレルギーを持っていることもあり、これについてはちょっとだけ気になるところです。
とはいっても、野菜もまともに食べない子に無理やりたんぱく質を食べさせるわけにもいきません。
気になるけれど、仕方がないかなと思っています。
そんなわけで、離乳食を食べるようになったらきちんと食べさせてあげたいなという気持ちもあります。
食卓には一緒に座らせる
本人が離乳食を食べることはほとんどないのですが、それでも食事の時には食卓に一緒に座らせます。
私や夫が食べている姿を見せると、時折口をもぐもぐさせたり、食べている様子をじっと見ていたりすることがあります。
一方で、ほとんど興味を示さないときもあります。
ちなみに、食卓で使っているのはイングリッシーナファストのチェアです。
まだきちんとお座りできない我が子でも座れますし、携帯用の袋がついていて外食の際の持ち歩きにも便利です。
楽天のランキングでも、常に上位となっている商品です。
欲しがったら少し食べさせてみる
無理に食べさせることはしませんが、ほしがるそぶりを見せた時には少しだけ食べさせてみます。
そこでちゃんと食べるようなら食べさせますが、たいていは嫌そうな顔をして口をあけなくなってしまうのでそれで終了にします。
夕飯を作るときに、昆布だしで野菜を煮込んでそれを取り分けておけばすぐにすりつぶして食べさせることができます。
大人用は、そこに味噌を入れればお味噌汁になりますし、コンソメやウィンナーを入れればポトフのように食べることもできます。
人にはそれぞれの成長ペースがある
思えば、我が子は首がすわったのも生後5ヶ月になってからですし、生後8ヶ月になった今でもおすわりもずりばいもできません。
そんな我が子が、離乳食だけ人並に食べられるはずがないのです。
人にはそれぞれの成長ペースがあります。
大人になってもミルクや母乳を飲んでいる人というのは見かけませんよね。
健康に育っているのならば、いつかはきちんと食事ができるようになります。
健診などで特に問題を指摘されている場合には専門家のアドバイスに沿って行動することが必要ですが、そうでなければあまり細かいことを気にせずのんびりと構えているのがよいのではないでしょうか。